私には知的障害のある兄がいる。
20代で家を飛び出してから会う事もなかった兄。
兄の作業所で働いてた友達とはずっとやりとりしていて兄の情報も入ってきていた。
そして母のことも。
母は全然変わってなくて入ってくる情報はあまり嬉しくないことばかりだった。
不思議に父にはあまり何とも思わない。
でも母の方はダメだなー。
16年ぶりに兄に会って来たーーー。
作業所の所長にも16年ぶりに会った。
なんとも言えない気持ちになった。
作業所があって良かった!
ずっと仲良くしてくれてる友達がいてくれて良かった!
兄が居てくれてよかった!
そして一緒に行ってくれた家族にも本当に感謝してる。
いつも夫には大変な思いばかりさせてるけどね💦
私の中でこんなにも作業所や兄の存在がかけがえのないものになってるなんてびっくりしたけど、会えて良かった!!本当に!!

~以下厚志(夫)~

 私が妻を妻の実家から連れ出してから16年が経った。それ以来、妻の親族とは一切かかわることはなかった。

 妻は幼少期の虐待・ネグレクト・いじめ等のストレスを、兄をいじめることで発散していた。そのことへの後悔をいつも私に話していた。

 16年前、妻は兄と共に作業所を利用していた。その職員のAさんと親友となり、今まで時々会ったりしながら、兄の近況を知らせてくれていた。

 所長とAさんは私たちの情報を一切漏らさず、私たちの生活を守ってくれていた。そのことを思うと、私は涙が抑えられなくなる。感謝ではない。ぴったりくる言葉が分からないが、一番近いと感じる言葉は「奇跡」かなと思う。

 今後、出来る範囲でボランティアに行く予定にしている。

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